空耳人生

世界各地でジモティーのフリをする

イスタンブールのバス、地下鉄、路面電車、ケーブルカー、フェリーの乗り方

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Istanbulkart(イスタンブールカート)を買うと、バス、地下鉄、路面電車、ケーブルカー、そしてフェリーの全てを利用できます。使い方は簡単で、乗るときと降りる時の二回、イスタンブールカートをリーダーにかざしてピーポーと音がなったらOKです。バスとフェリーの場合は乗る時に一回だけかざします。

個人的に難しかったのは、そのイスタンブールカートの買い方でしたが、後になって考えてみれば、分かりにくいなと思ったポイントは二つありました。

・画面に各国の国旗が表示されており、日本の旗もあるので、押せば日本語になると思って何度も押しましたが切り替わりませんでした。これは画面がタッチセンサーになっていないことに気づいて解決しました(駅によって券売機の種類が異なり、タッチセンサー式のものもありました)。画面左側にある4つのボタンの一番上を押すと上にスクロールし、一番下のボタンを押すと下にスクロールするのが直感的に分かりにくかったです。あと、日本語が若干変だったので、英語が分かる人は英語を選んだ方が良いかもしれません。

・券売機の種類にもよりますが、私が使ったものは操作途中にいきなり画面に数字が現れて、カウントダウンで0になると操作が全て取り消されてしまいました。お金を取られることはありませんでしたが、やり方が分からなくてもたもたしていたので、5回目ぐらいでやっとカードを買うことができました。

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イスタンブールカート券売機

※出展 https://screwtheaverage.com/blog/2017/city-guide-to-istanbul-part-3-public-transportation 

カード本体代金は6リラで、10リラ札を入れると4リラ分のお金がチャージされたイスタンブールカートが出てきます。ただ、乗車賃は4リラではすぐになくなってしまうので、すぐにチャージすることをお勧めします。料金体系はよく把握できませんでしたが、例えば地下鉄からバスに乗り換えかえたりすると、乗り換え時の料金には割引が適用されるようです。詳しい記録を取り忘れてしまいましたが、初乗りが2.85リラ、乗り換えが1.40リラぐらいだったと思います(ざっくりですいません)。

チャージするときは券売機のリーダーにイスタンブールカートを置いて、チャージボタン(英語ではtop up)を押してお金を入れます。私は一度に10リラずつ、2週間の滞在で計100トルコリラを交通費として使いました。

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イスタンブールと言えばボスポラス海峡クルーズが有名ですが、3時間コースは夏だけ、6時間コースはやたらと長いので、ちょっと海からの景色を楽しみたい人には観光船ではなく日常の足として使われているフェリーをお勧めします。路面電車のT1でEminömü駅まで行き、目の前の船着場からKadikoy行きのフェリーに乗ります。Eminömüはヨーロッパ側、Kadiköyはアジア側なので雰囲気の違いを楽しめます。また、Eminömü駅のすぐ近くに見えている橋の袂には有名な「鯖サンド」のお店もあります。10リラの鯖サンドで腹ごしらえしてから、フェリーに乗り込み、ガラタ橋、アヤソフィアを眺めながらアジア側に乗り込むのも良いかもしれません。また、Kadiköyに着いて10分ぐらい歩くと、Modaという閑静な住宅街があって海を見ながらお茶できていいです。

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イスタンブール交通路線図にはバスとフェリーが載っていませんが、Citymapperというアプリをインストールすると、バス、フェリーを含む全ての交通機関の乗り換え検索は勿論、降りるタイミングまで通知してくれるので迷子にならずとても便利です。

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イスタンブール交通路線図f:id:fjesLq6H:20180624030147j:image

https://citymapper.com/

最後に、バスに乗った時の話をしたいと思います。

Eyupというところへ行くとロープウェイがあり、眺めが素晴らしいよと教わったのでバスで行きました。観光バスではなくいわゆる普通の路線バスです。本数が少ないのか、バスはめちゃめちゃ混んでいて、私は最初スリに警戒しました。3つ目ぐらいのバス停で、もう満員で前から乗れないぐらいパンパンになったとき、カードリーダーのある前方ドア(運転手の横)ではなく、降車用のドアからも人が乗り始めました。後ろのドア付近にはリーダーがないので、僕は最初「ああ、この人達はタダ乗りするんだな」と思っていました。ところが、それからしばらくしてあることに気がつきました。最初は知り合い同士がお喋りしているものと思い込んでいたのですが、どうやら知らないもの同士が声を掛け合って、何やら手渡ししているのです。よく観察すると、後ろから乗り込んだ人達が前の人に自分のイスタンブールカートを渡して、受け取った人はまたそれをさらに前の人に渡して、バケツリレーのようにバス前方へと流していったのです。そして、しばらくすると今度は同じくバケツリレー方式でカードが後ろへと手渡しされていき、ちゃんと持ち主のところへと返って行ったのでした。つまり、後ろから乗り込んだ人達も皆、知らない人に頼んできちんと運賃を支払っていたのです。私は、偉いなと思うと同時に、何もかもが便利な故に人と人の繋がりが失われてしまった先進諸国よりも、自分と他人との境界線が薄くて、みんなで一緒になって不便を克服しているイスタンブールの人達がとても素敵だなと思いました。勿論、スリもタダ乗りもゼロではないのだろうけれど、圧倒的多数は皆マジメに生きているいい人達なのだ。やはり、この目で世界を見るために旅に出て良かったと思った瞬間でした。

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